本格的な料理の経験もないわたしが…
私、田中成美は飲食の専門の知識もお店で務めた経験もありません。
昔信州に嫁いだことから、小さな農園を作ったり 民宿や宿のお手伝いに行ったことが経験となり
現在の職場でのまかないランチを10年前からやっていました。
お店をするきっかけ
なるみ食堂は、2018年3月~商店街のカフェ跡店舗に、週1回金曜日だけのOPEN食堂として生まれました!。
22018年岡本商店街の企画に
閉店するカフェを商店街が契約をし、1日だけの店舗を営業するという企画が生まれました。(現在はやりのシェキッチンの始まりです)
平日は本業の仕事があるため、毎日は営業できずとも週末の金曜日だけならばとなんとか仕事の都合をつけて頑張ってみようと参加することにしました。
場所も勤務先より歩いて近くだった事などOPENはすぐに決まりました。
ランチと仕事帰りの方、岡本で商売をしている方のお腹をまんぷくにできたら楽しいだろうな~が始まりでした。
悪戦苦闘の金曜日
本当に普通のおばちゃんの家庭料理しか作ったことがないので、大きなどんぶりにお惣菜を作り、メインのお料理とご飯と具沢山のお味噌汁をセットとして目玉商品として提供しました。
チカラになった事は、ビルの1回の張り紙を見て入ってきてくださる妙齢のお母さんや主婦の方がランチの常連さんになっていただいた事でした。
夕方からは一人暮らしのサラリーマンの方が立ち寄って頂桁事、遅めの時間から一人二人と入っていただきもう一軒寄って帰ろうのお店として終電近くには満席の時もありました。
本当にこんな普通のおばあさんの料理に多くのお客様にお越しいただいた事を感謝しました。
東北支援の仲間の集まりや、学校関係の集まり、同窓会の会合等多彩なグループの方にも喜んでいただきました。
店舗閉店
2018年12月末、店舗オーナー様のご都合によりお店を閉店することになりました。
翌年2019年、身近な商店主の方々に再起の店舗情報を頂いたり、もう一度頑張ってOPENしてくださいとお声掛けを頂きましたが、家族の介護も始まり週1回とはいえども時間を思うように使えなくなりました。
お弁当・まかない定食をスタート
2020年新型コロナウィルスが神戸の街でも多く感染したとき、お客様からお弁当を作ってほしいとのご依頼を受けました。
不安と嬉しさが複雑な気持ちになりましたが、できることはやってみようと思い、なるみ食堂のお弁当と賄い定食を5月から予約のみ販売させて頂いてます。
今までに、だんじり祭りでのお赤飯の販売や、子供スポーツ観戦のお弁当のご依頼もありましたので、現在の私のできる範囲でお客様のご予算や目的に合ったおかずをご用意しています。
また、東北支援グループの皆様には会食としておでんやオードブル・お好み焼き・鉄板焼きなどもご用意しています。
(2021年~新型コロナウィルスの緊急事態宣言期間はご飲食は自粛させていただいてます。)
これからのこと
2021年9月にはは還暦を迎えます。
阪神大震災で出産をし、多くの方々に支えて頂いた感謝と自由にやりたい事ばかりを見守って育ててくれた親への感謝を忘れずできることは一所懸命に頑張ろうと思います。
特別な売りもネタもありませんが、お店を通じて知り合えた友達からは玉子焼き(銅板で作るだし巻き)を習うことができたり、
その友達が今は大切な仲間になったことなど私にはなるみ食堂からとても有意義で大きなきっかけをもらうことになりました。
体力も昔のようにパワフルばかりではございませんが、これからもおばちゃんのおふくろ料理を求めて頂ける限り頑張りたいと思います。
よろしくお願いいたします。
2021年1月
なるみ食堂 田中 成美